2交代夜勤で断食したら悲惨すぎる結果に
本記事の信頼性
・筆者は現役の病棟看護師(精神科)
・身長172cm 体重72Kg(結婚前は65kg)
・結婚4年目の男
・妻の料理の美味しさを食べる量で表現しようとする癖(+)
最近体重が増えてきた
結婚すると多くの男性陣は体重が増えてしまう。いわゆる幸せ太り。
外食よりも妻に作ってもらった食事が好きな私は、結婚して3年で順調かつ堅調に
体重を増やしてきた。体から色んな線が消えていく。(腹筋、上腕二頭筋、腹斜筋etc)
流石に最近ヤバいと思った。
何か手っ取り早く痩せる方法はないだろうか?
私は考えた。妻の手料理はガマン出来ない。休日の家族のお出かけも、なんだかんだ食べてしまう......。
運動で痩せるのは無理だと知っている。食事管理が全てなんだ.....。
『そうだ!!夜勤で絶食(ファスティング)しよう!!!』
これで完璧。天衣無縫。俺って天才!!
当病院の夜勤は2交代だ。
「そもそも看護師の2交代夜勤って何?」と思っている方も多いかと思うので説明すると、夕方5時頃~翌朝10時頃までの十数時間に及ぶ激務。残りの寿命の短縮と引き換えに僅かな夜勤手当という賃金を得る愚行である。
つまり、食事の機会は夜勤入りの夕飯と夜勤明けの朝食。あわよくば、昼食も疲労困憊で帰って寝てしまえば良いのでは?....ムフフ♪
さっそく作戦(断食)決行した
夜勤入りの申し送り。当たり前だが、全然余裕。
ちょっと食事を持参していない事に不安を感じてはいたが、なんとかなるだろうと高をくくっていた。 『今夜は絶対断食してみせる!』夜勤断食チャレンジの中で最もモチベーションが高く、空腹感も無い。
21時消灯時間
普段の習慣からか、空腹感を感じ始める。しかし、我慢できないほどではない。眠れなくて助けを求めてくる患者さんをひたすら捌きまくる。
1時休憩時間
当院は職員を大切にしないことで県下一を目指している有名な病院だ。なんと、診察室で仮眠を取ることになっている。余談だが、過去にこの診察室であってはならない爛れた営みが職員間で行われたことがあるそうだ。
私は普段通りなら即死する。たった2時間しかない仮眠時間を最大限利用したいからだ。ただ今夜は、眠れない。当たり前だ。空腹感がピークなんだ。
実は、一緒に夜勤入りした職員から煎餅がリュックの中に入っている。山で遭難でもした気分だった。
もしこの煎餅を食べてしまったら、今までの努力と決意がパーだ。私はグッと我慢した。
病院の夜明け(AM6時)
ちなみに私は一睡も出来ず明け方4時から活動していた。AM6時、夜勤が終わった後のことばかり考えてしまう。一睡もしていない脳は冷静な判断が出来ない。
『もう......。どうなってもいい..........。』
この時にはもうダイエットしていることも吹っ飛んでいた。夜勤が終わったら、即行でミスタードーナツに行き、大好きなオールドファッションハニーを食べる事ばかり考えてしまっている。
AM9時30分 夜勤終了
無事に夜勤が終わった。体が糖分を要求していることをヒシヒシと感じる。
ミスドに向かって、アクセルベタ踏み(嘘、事故を起こさないように超安全運転)
AM10時 念願のミスドに到着
ガマンが爆発する。なんかちょっと手が震えている。寝不足と断食によるストレスがガマンの限界を迎えました。
『オールドファッションハニー3個下さい!』
※参考
オールドファッションハニー(350kcal/個)