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単位認定試験ガチ勢は看護師国家試験で無双できる

 

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本記事の内容

 

 

 

必ずいる単位認定試験ガチ勢

 多くの看護学校、看護大学では、定期的に単位認定試験を行います。その単位認定試験で60点以上をとれば単位を認定してもらえ、59点以下になると単位不認定となってしまいます。つまり、どの単位認定試験においても、合格最低点である、60点さえとることが出来れば、最終的には看護師国家試験に挑むことが出来るのです。

 しかし、看護科に進学したことを期に、勉強に目覚める人が一定数います。特に社会人経験者などはその傾向が強いといえます。

 具体的には、単位認定テストで毎回100点を狙ってくるような人は、この単位認定試験ガチ勢といえるでしょう。60点で良い試験に本気になって取り組んできます。この単位認定試験で100点であろうが、60点であろうが就職試験で有利不利の差はほとんど生じません。しかし、国家試験を受験する際に大きな差が生じるのです。

 

 

 

 

単位認定テストガチ勢は国試で伸びやすい理由

 単位認定テストで好成績を摂り続けてきた人でも、国家試験の過去問や模擬試験を解いてみると意外と点数をとることが出来ません。しかし、まったくそのことに悲観する必要はありません。それでもやはり、単位認定試験ガチ勢は看護師国家試験では有利になるのです。その理由を紹介していきます。

 

1.高い自己肯定感を持っている

 看護師国家試験の受験資格を得るには、数多くの単位を短期間で取得しなければなりません。そのためには、最小の努力で試験を突破した方が効率的なのです。しかし、単位認定試験の一つ一つに、膨大な時間を割くことによって、高得点をたたき出し続けることで、高い自己肯定感を得ることが出来ます。それは、『 自分は勉強すれば圧倒的な結果を残せる。 』と確信していることで、自信を持って、国家試験に向けて勉強することが出来るのです。自信の有無で勉強の効率は大きく変化します。

 つまり、単位認定試験ガチ勢は、勉強に対する心理的アドバンテージを既に得ているのです。

 

 

2.基礎学習の時間が少なくてすむ

 看護師国家試験を勉強し始めると、大抵の学生が基礎事項を踏襲しようとします。基礎事項の確認は、意外と時間がかかる割に、過去問や模擬試験の正当率を向上させる効果が低いのです。看護師国家試験対策で最も効果が表れやすいのが、過去問演習と模擬試験です。しかし、基礎事項の抜けやモレがあまりに多いと、いくら演習しても得点は伸びにくいため、基礎事項を国家試験対策の冒頭で済ませる必要があるのです。

 ここで、単位認定試験ガチ勢は基礎事項の確認をサラッと済ませることが出来ます。なぜなら、一度はどの項目も既に極めた経験があるため、知識を再定着させる時間が圧倒的に少なく済むのです。一見、全て忘れてしまっているように思える知識であっても、人間の脳はよく出来ていて、初見の知識と復習の知識では、知識の定着に必要な時間が全然違います。

 単位認定試験ガチ勢は、いち早く基礎事項の踏襲を終え、得点アップ効果の高い国家試験の演習に移ることが出来るため、得点の伸びが早いのです。

 

 

 

3.いきなり演習しても効果がでる

 自分の知識に自信のある人は、基礎事項の確認すら不要です。なぜなら、過去問演習や模擬試験を通じて、自分に足りない知識を確認することが出来るからです。

 看護師国家試験合格のために、最も効果的な勉強はやはり過去問と模試です。基礎事項の確認をすることなく、いきなり演習に入ることが出来れば、理想的合格ルート上にいると言えます。

 

 

就職後も最強の看護師になれる

 晴れて看護師国家試験に合格した際も、ギリギリで合格するのと、余裕で合格するのとでは、就職後の心理的負担が違います。基本的にどの病院に就職しても、肉体的、心理的両面に強い負担がかかります。その上、配属された科に応じて、しばらくは学ばなければならに知識が山積です。そういった状況の時も、看護師国家試験で好成績を残したか否かは心理的な支えになってくれるのです。

 ここまで、単位認定試験を頑張ってこなかった学生も、看護師国家試験で好成績を残す事が出来れば、自信を持って臨床にでることが出来ます。これを読んでいる学生の中には、今しんどい思いをしている人もいるかもしれませんが、ぜひ最後まで頑張り抜いて欲しいです。