精神科ナースの本気メモ

読むだけでスキルアップできるステキなメモ帳

過度な読書は時間のムダ! 読書は成功には直結しないということ

 

f:id:gogo-chisei:20200721201010j:plain

本記事の内容

 

 

 

ビジネス本はの必要性は低い

 ビジネス本は日本国内だけでも年間75000冊発売されると言われています。その多くは成功する為の方法論や必要な考え方(マインドセット)などについて論じられている本がほとんどです。しかし、数冊読んで内容を確かめてめると、あることに気付きます。それが、筆者によって行動指針に矛盾があるということです。例えば、筆者Aは『成功する為には、一度に複数の仕事に着手しろ。』と述べているのに対して、筆者Bは『成功するためためには、マルチタスクは絶対に避けろ。』と述べています。

 

 どちらも、それぞれの筆者の実体験に基づく結論です。それぞれの筆者は、実際に ”シングルタスク” と ”マルチタスク” と両方で仕事を行い、その結果より高い生産性をもたらした仕事様式を読者に向けて発信しているのです。

 

 

 

本を読むことによって固定概念が生まれる

 さて、上記を例にとって考えてみましょう。あなたは、筆者Aのビジネス本を手に取り読んだとしましょう。するとあなたは、『今日から色んな仕事に着手しよう(しなければならない。)。』と考えるようになるはずです。すると、今までに経験したことが無い、眼を見張るような成果が生まれるかもしれません。しかし、一方で全く成果を感じられないこともあるはずなのです。問題なのは、思うような成果が生まれなかった時、『全然成果が出ないけど、あの本に書いてあった通りに動いているのだからそのうち成果が出るはず。』と猛進することです。たしかに、物事の成果が生まれるまでには、それなりの時間が必要です。ジャーナリスト、マルコムグラッドウェル氏によると、『ある分野でスキルを磨いて、一流として成功するには、一万時間もの練習・努力・学習が必要である。』と述べています。これが世間でいう ”1万時間の法則” です。これは、毎日90分努力したと仮定した場合、20年かかる計算になります。

 

 この一万時間には、シングルタスクで物事を進めてみる期間と、マルチタスクで物事を進めてみるというそれぞれの試行期間が混在しているはずなのです。それぞれの方法を試してみて、徐々にどちらが自分に合っているかが分かってくるものなのです。

 この経験がビジネス本を読むことによって、『~しなければならない。』といった固定概念が生まれると、偏った行動の試行期間が延長されてしまう恐れがあるのです。

 

 

 

人は一直線に成長出来ない

 たとえば、あなたが『30歳までに年収5000万円を目指そう。』と目標をたてたとします。もちろん、サラリーマンでこの年収5000万円を達成することは困難です。そこで、まずは情報収集として、本屋に並んでいるビジネス本を一冊購入。そこには、『You Tubeは稼げる。』と買いてあったとしましょう。そこで、思うような成果が出なくても、YouTubeでの活動を続けると、非効率に時間をロスしてしまいます。そこで、『何かがおかしい。ちょっと物販を試してみようかな。』など他の試行へと移行することが難しくなってしまいます。

 

  •  ビジネス本さえ熟読しなければ、余計な固定概念が生まれず、多くの物事を試すことが出来るはずです。一つの事に挑戦したからといって、すぐに成果がでるとは限りません。他の物事に移行したとしても同様です。しかし、多くの挑戦を経験し、一度は諦めた挑戦を再度やってみる事によって上手くいくこともあるのです。

 

 

本は投資になるという意見は古い

 本は投資にはなりません。なぜならビジネス本を1000冊読んだところで、成功する訳ではないからです。本を無暗に購入するくらいなら、その書籍代を株式投資をしてみたり、自分のスキル磨きに使った方が有効です。『読まなかった本や参考にならなかった本は売ってしまえばいい。』という意見もありますが、本を売るという行為自体、出品、梱包、販売に時間的コストがかかるため、非効率といえます。

 

 

読書より行動する事が100倍重要

 上記で述べた通り、読書よりも行動で得た知識と経験が何よりも重要になります。読書によって得られる知識もありますが、実際に自分で行動して肌で感じた経験と比較すると、価値は低くなります。例えば、1000冊の本を購入して、読書しただけではただの出費で終わってしまいます。それよりもまず行動して、必要になった知識だけをインターネットなり、読書なりで得れば効率よく成長することが出来るのです。